本当に困っているのは『隠れ待機児童』

本当に困っているのは『隠れ待機児童』
今日は在宅ワークではなく主婦として、二児の母として気になる待機児童についての話をさせて下さい。
『待機児童』という言葉は、今では日常会話で使われるようになるくらい定着した言葉ですね。
2016年には「保育園落ちた日本死ね」と題した匿名のブログが反響を呼ぶなど、いまや社会問題となっています。
まず待機児童とは…
「保育施設に入所申請をしており、入所の条件を満たしているにもかかわらず入所ができない状態にある子ども」のことですね。
では、ここからが本題です。みなさんは『隠れ待機児童』についてはご存知でしょうか?
隠れ待機児童とは…
待機児童にすらカウントされていない児童のことです。
例えば…
* 「兄弟で同じ園に通園しないと、通勤にものすごく時間がかかってしまう」などの理由から特定の保育所を希望するケース
* 子どもを預けられないために求職活動ができず、やむを得ず休止しているケース
* 利用時間が短いなどのデメリットがあっても、保育園に入所できなかったために仕方なく利用しているケース
など理由は様々です。
実際には保育園に入れなくて困っているのに待機児童にはカウントされない「隠れ待機児童」は、新たな定義のもとでも6万人程度は残ると見られています。
私は、待機児童よりもこの隠れ待機児童にこそ深刻な問題があると思っています。
特に、仕事をするために預けたいのに、入所申請すら出来ないというケース…。
これはかなり問題ではないでしょうか?
では、どうしてこういった状況を生み出してしまうのか、、
それは認可保育園の応募方法に問題があると思います。
認可保育園に入園するには、勤務証明書が必要です。
この勤務証明書は、「働いています・復帰します」という証明として会社に書いてもらう書類です。
この勤務証明書の労働日数や時間をポイント化し、点数の高い人から順に、預ける必要があるとみなされ、入園できるんですね。
なので、保育園に預けるには、仕事をしている・復帰する予定があるという方がまず大前提なんです。
産休や育休制度を取り入れた会社に勤めていた方は、この書類を会社に出してもらえるので、認可保育園に入所申請が出来ますが、そういった制度を取り入れてない会社で働いた方は出産を機に退職してしまう方がほとんどですので、産後または育児が落ち着いた頃、働きに出たいと思った時、勤務証明書がありません。
そうなると、保育園に応募出来ても、預ける必要がないとされ、ほぼ100%の確率で落とされてしまいます。
仕事をしたいのに、子供の預け先が決まっていないため、仕事を探すことができない。
こういった入所申請すら出来ない子供たちは待機児童にはカウントされないんです。
かなり酷な話だと思いませんか?
実は私も実際にその1人でした。
ですが今はやっとのこと次女が保育園に通えるまでになりました。
それまでの道のりは
また次の記事に続きます→→→
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